私は専門校出身の23歳という若さではありますが、一度同じIT関係で転職を経験しています。
この時代では若くても沢山転職する人の事をジョブホッパーと呼称していますが、
そこまで珍しくないものだと思っています。
沢山転職をしていても人事採用者の個々の考えはあるとは思いますが、そこまで悪い印象は与えないとされていますし、学べない会社に入って時間を無駄にしたくない人も多いと思いますので、
進行形で時間を無駄にしている私から、自身の経験から入社するべきではない会社について話していきます。
ちなみに、入った事のある会社の両社ともブラックかブラックじゃないかと言われれば私の視点から見ればどちらの会社もブラックではありません。
今回の焦点は学べない会社であるため、ブラックじゃないと安心して入ってもスキルが上がらない所だったというのを防ぐために参考にして頂けると嬉しいです。
経験談
最初の会社では、社員数が20ほどと少なく、新入社員を初めて採用したという所で、自分の考えとしては「逆に多くのベテランがいる環境で働けるのであれば、スキルアップの速度が上げることができるのではないかと考え、入社しました。
その考えは、自分の中では当たっていて、スキル上達のスピードは速かったと思います。
しかも、自分以外に20代で同じITの分野で入った人が一人もおらず、最初の1年間は学ぶことしかなかったという印象でした。
他の会社への委託としてですが、1年SEとして、プログラミングをやらせていただいて、正直専門学校だけの知識では難しく、
最初のうちでは毎日10時~11時くらいの残業になった時もありましたが、プログラミングを好きでやっていたので、全く苦ではなかったです。
ですので、フリーランスを目指している方や、若いうちからのスキルアップを目指している方には、社員数が少なく、同年代が少ないIT分野の会社は割とねらい目だと思っています。
その会社から転職理由は、経営的に下がり気味だったということと、経営者の方針と他のエンジニアとの間でいざこざが出来てしまい
エンジニアが次々とやめて、教わる環境もSEを続ける環境もなくなってしまったことにありますが、早々にスキルをあげて、1~2年でフリーランスを目指す人には問題ないと思っています。
ここで、転職ミスをしてしまうのが、学べない環境になってしまう原因となってしまいますが、最大の理由は3つあったと今では思います。
転職ミスの理由1
教わる環境やSEを続ける環境がなくなってしまった理由が社員数が少なかったからと考えてしまったことです。
社員数が多ければ多いほど、部署を分割して、同じような人数となってしまう為、どちらにしても人員が少ないという状態にはなってしまいます。
転職ミスの理由2
同年代が多い方が、教える態勢というのが出来ているのではないかと期待してしまったことです。
殆どが同世代というような環境ではありますが、教える態勢はできておらず、社員全体の知識バランスがバラバラでこの作業が分かるのはこの人だけというのもよくある環境でした。
というと会社の所為にもできますが、この2つ目の理由については自分の考え方の問題です。
広告などでも20代が多く活躍しているという文章に少数の会社で働いていた私からはうらやましく思っていましたが、
スキルアップを目指すなら、むしろ20代が居ないところの方が良いかもしれません。
転職ミスの理由3
採用担当者や面接官をの発言を鵜呑みにしてしまったことです。
大きい会社も小さい会社も関係ないと思いますが、採用担当者や面接官は、殆どエンジニアのやる作業が分からない場合が多いです。
実際に面接を受けて逆質問した内容などもいい返事ばかりで、入社後の現実との乖離がひどく感じました。
どのような乖離があったかは次の項目で話します
面接で言った質問と現実の差
転職ミスをしてしまったと記載しましたが、面接時にどのような質問をして、結果どのような現実だったのかも書いていきます。
質問内容
1.自社開発は行っていますか?
2.どんな言語が主流なんですか?
3.開発のスキルの向上をしたいと思っているのですが、御社で取り組まれていることはどのようなことがあるのでしょうか?
答え
1.自社開発は行っていますか?
前からその課題について取り組んでいて、実は開発を進めているモノもあり、経営陣とも話し合いが進んでいるので、新規の開発も今後増えていくのではないかと考えています。
2.どんな言語が主流なんですか?
言語の主流は、7~8割がJAVAで最近だとPythonを使ったところも増えてきています
3.開発のスキルの向上をしたいと思っているのですが、御社で取り組まれていることはどのようなことがあるのでしょうか?
うちの会社では、多くの研修を受けられるシステムや同僚などと毎週知識の共有をする場を設けているので、それをうまく活用していけばスキルアップができると思います。
現実
1.自社開発は行っていますか?
自社開発は上位数%の人しか進めておらず、人数の多い会社ではまず、自社開発の有無を聞く意味もないのかもしれません。
2.どんな言語が主流なんですか?
一応研修ではJAVAをやりましたが同時期に受けた同僚がすべて開発の案件がほぼなく、面接中にも話に一切出なかったCOBOLしか扱っていない委託先にいくことになりました。
3.開発のスキルの向上をしたいと思っているのですが、御社で取り組まれていることはどのようなことがあるのでしょうか?
研修は自分の部署内で生かせるものだけしか申請ができないため、COBOLの環境しか扱っていない部署でAIなどの研修を選択することができませんでした。
毎週の情報共有も部署内にテーマが依存しており、プログラミングに興味のある人たちのいない今の環境では周りの趣味などの情報共有の場となっていました。
どのような会社を選ぶべきだったのか
1.人数が少ない会社を選ぶ
これについは良くいろいろな方が動画に出していたりしますが、今では本当によくわかります。
フリーランスをもし目指さない人だったとしても、若い間に急成長する人ほど、その後の人生は良くなると思います。
人数が少なく若者が多い会社には行ったことがないのでわかりませんが、もしかしたら若者が少ないベテラン揃いの会社の方がいいかもしれません
2.新規開発を行っていないのに業績の高い、伸びている会社には入らない
よく言われている会社の選びかたにある筆頭として、新規開発があるかどう聞くというモノがありますが、新規開発はできるだけホームページで既に作られているのを確認して、あれば今進めている新規開発案件があるかどうかを聞くのがいいです。
3.創業の長い会社には入らない
会社は10年続けばいいと言われていますが、20年、30年続いていればそれだけいいというわけではなく、昔からの太いパイプ(パートナー関係)がある場合が多いと思います(うちではそうです)
そういう所では、昔から続けているシステムの保守やエンハンス(システムの向上)を任されますが、古いシステム(COBOL)などを扱う場合があります。
もし、早めにスキルを磨きたければ、創業間もない所の方がいろいろなスキルを磨けたりするかもしれません
4.資格を取ることが楽になるあるいは報酬を得ることができる会社に入る
この部分については、私の現在の会社でも満たしている条件ではありますが、資格を取るときの費用が掛からず、むしろ報酬を受け取れるところもいいと思います。
会社への入社は、若い間は実績がないと資格を見られがちな印象ですし、フリーランスであっても実績がない状態では資格を書くだけで信頼度が稼げるので、
資格取得目的も兼ねていれば会社を有効に使えると思います。
なぜ、フリーにならず入社したのか
なぜ最初の会社を退職した後、フリーにならなかったのかについて、理由は二つあります。
一つ目は、多くの人が悩んでいるであろう実績の問題です。
実務経験は少しばかりはありましたが、SE自体の年数では2年も経っておらず、案件の取得について、フリーランスが難しいとなってしまわないようにSEの経験は2年以上は必要だと感じました。
それにフリーランスは、自分のできる仕事しか与えられないので、スキルアップが難しいということを言っている方もいるので、さらにスキル面は必要性を感じます。
その為、スキルの向上もそうですが、「資格が取りやすい」または「資格を取ることで報酬を得ることができる」会社を探していましたので、スキル面を除けば悪くないです。
二つ目は、元フリーランスの方に聞いた話から先延ばしにするのが妥当と判断した点です。
最初に入った会社の委託先で、昔フリーランスエンジニアやコンサルをしていたという年配の人とお話をしたことがあり、自分がフリーランスを目指していることについて話しました。
その方は今、会社員になっていましたので、なぜ会社員になったのかと聞くと、
フリーランスエンジニアは若い人を優先に取るから、4~50代と年を重ねるにつれて仕事が取りづらくなるという事でした。
このような話を聞いたことで、将来会社員になった時のために、他の会社でのやり方やグループで開発をしていくための方法を一度確立させた方がいいと判断しました。
今後の方針
私事ではありますが、欲しい資格が取れたら、土日や休みの時間を利用して副業にチャレンジしていく方針です。
このブログと共に成長し、記録が残せたらと思います。
今後ともよろしくお願いします。